金蔵では、棚田荒廃や空き家増加が問題になっている。田んぼも空き家も人の手が入らないとすぐに荒れてしまう。
「空き家とか、状態が良いのに、放っておくと痛んで行くなんてもったいない」と、メコさん。耕作をしなくなった土地も3年放って置くと元に戻すのは大変だと、井池のおばあちゃんも言っていた。
状態の良い家が空き家になってしまっている |
ぽつん、ぽつんと、休耕している耕作地がある |
そこで金蔵を元気にする取り組みの一貫として、空き家を改装してギャラリーを作った。ぎゃらりー寺々(じいじ)は、アート作品の展示・販売をしながら、地元の料理を食べたりもできる「お休み処」ともなっている。
明るくて解放感があり、のんびり棚田を眺めると時間を忘れる。
金蔵で作られた新米や味噌の販売もしている。現在のところ、イベント時などオープンしている日は限定的だが、食事の予約をすれば対応してもらえる。「予約はお気軽に〜」とのこと。
空き家を再利用した「ぎゃらりー寺々(じいじ)」 |
万燈会の日はガラス作品を販売していた |
ここで「何か気づきませんか?」と輪島のアンジェラ・見供さん。「実は、金蔵自然文化研究所(ゲストハウス)も空き家の有効活用なんですよ」。ああそう言えば! 言われてみて超納得。
金蔵の時間が未来につながって行くために、さまざまな試みがなされ、成果もあがって来ている。
都会では、自然志向などへの関心が高まっている。しかし、都会の人が、耕作できる田畑や農村に住む場所を求めてもどうして良いか分からないだろう。一方、金蔵には、使っていない田畑や空き家があり、とてももったいない状況だ。興味を持った人は、このページのリンク集にあるサイトにぜひ連絡を。
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